七福神巡りは室町時代に京都で生まれたといわれています。今では全国各地に広まりましたが、京都で行われる都七福神めぐりが日本最古のものとされています。
七福神は商売繁盛や開運招福、健康長寿などのご利益で知られており、それぞれの神様の由来は日本・中国・インドと様々です。
特に新年初めにめぐると、難を滅ぼして福をよぶという「七難即滅、七福即生」の功徳が大きいとされており、都七福神めぐりは1月ならではの行事となっています。
宝船が描かれた縁起の良い大護符を手に各社寺を回り、初詣の活気に満ちた境内で宝印(朱印)をいただけば、清々しい一年の幕開けとなることは間違いありません。
■都七福神めぐり
期間:1月1日~1月31日
受付時間:9:00~16:00
宝印:300円
■ゑびす神(恵美須神社)
日本三大ゑびすのひとつに数えられる恵美須神社。ゑびす神は商売繁盛の神様として有名ですが、旅行安全や豊漁などのご利益もあります。七福神の中で唯一日本生まれの神様です。右手に釣り竿、左手に鯛を抱えた姿は海に囲まれた日本の神様らしい姿です。
住所:東山区大和大路四条下る小松町125
最寄り:京阪本線 祇園四条駅下車 徒歩6分
時間:9:00~17:00(宝印受付は~16:00)
HP:http://www.kyoto-ebisu.jp/
■福禄寿神(赤山禅院)
延暦寺の塔頭・赤山禅院では、中国の道教の神様である福禄寿神を祀る。長い頭に髭を垂れ、鶴や亀をお供にした福禄寿神には、健康長寿や商売繁盛のご利益が信じられている。
住所:左京区修学院開根坊町18
最寄り:市バス5系統 修学院離宮道下車 徒歩15分
時間:9:00~16:30
HP:http://www.sekizanzenin.com/
■大黒天(松ヶ崎大黒天)
松ヶ崎の大黒さんと呼ばれ、古くから親しまれる寺。俵に乗って打出の小槌を持ち、微笑みをたたえる大黒天は、開運招福のご利益で知られる。ほかに、台所の神様としても崇められている。本尊の大黒天像は年に6回ある甲子大祭の日に御開帳されます。
住所:左京区修学院開根坊町18
最寄り:地下鉄烏丸線 松ヶ崎駅下車 徒歩20分
時間:9:00~17:00(宝印受付は~16:00)
HP:http://matugasaki-daikokuten.net/
■寿老神(行願寺)
長寿を授ける神様として信仰される寿老神。行円上人によって平安時代中期に創建された行願寺は、上人がいつも鹿の革を身に着けていたことから、革堂(こうどう)とも呼ばれている。
住所:中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町17
最寄り:市バス205系統 河原町丸太町下車 徒歩5分
時間:8:00~16:30
HP:https://www.saikoku33.gr.jp/place/19
■毘沙門天(東寺)
京都のシンボル・五重塔が建つ東寺では、毘沙門天を祀る。毘沙門天は仏教を守護する神であり、信仰すると10種の福を得るとされている。菅原道真と小野道風も進行していたと伝わる。
住所:南区九条1
最寄り:近鉄京都線 東寺駅下車 徒歩10分
時間:8:30~17:00(宝印受付は~16:30)
HP:https://toji.or.jp/
■布袋尊(黄檗山萬福寺)
黄檗山萬福寺は中国の僧・隠元隆琦禅師によって開創されました。太鼓腹と愛嬌のある笑顔でおおらかな印象を与える布袋尊は福神として知られ、諸縁吉祥のご利益があると信じられている。布袋尊は、七福神の中で唯一実在した人物とされている。
住所:宇治市五ヶ庄三番割34
最寄り:JR奈良線、京阪宇治線 黄檗駅下車 徒歩5分
時間:9:00~16:30(受付終了)
HP:https://www.obakusan.or.jp/
■弁財天(六波羅蜜寺)
七福神では唯一の女神・弁財天を祀る。弁財天はもともとインドにおける水の神様であり、水の流れる美しい音から言語や音楽の神様として信仰を集めている。福徳自在のご利益もあるという。銭洗い弁財天でお金を洗い、保管しておくと金運向上のご利益があるといわれている。
住所:東山区五条通大和大路上ル東
最寄り:市バス206系統 清水道下車 徒歩7分
時間:8:00~17:00
HP:https://www.rokuhara.or.jp/
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